macOS Sierraアップデートを控えるべき？

ネットで話題になっていますが，Sierraのリリースでいろいろ混乱が生じているみたいです。

（"macOS 10.12.1 16B2657"でぐぐってみてください）

macOS 10.12.1が10月24日にリリースされた後，バージョン番号は同じまま，10月27日に別のビルドがリリースされたらしく，同じバージョンなのに違った挙動が各所で報告されています。

http://forums.macrumors.com/threads/macos-10-12-1-standalone-updater-and-nvidia-webdriver.2010514/

4Dでは，v15.3リリースでmacOS 10.12 Sierraを正式にサポート（Certified）することをアナウンスし，その予定で検証と修正を進めてきたのですが，テストにすべて合格したときのSierraは24日版であり，上記の情報を得てから再テストしたところ，27日版ではクラッシュが頻発するということが判明しました。そのため，スケジュールに遅延が生じています。

すでに10.12.2のベータ版 "2" も公開されており，システム環境設定 > App Store で「アップデートを自動確認」「OS X アップデートをインストール」などを有効にしているMacには，次々と新しいOSが配信されてゆきます。

https://9to5mac.com/2016/11/03/mac-os-10-12-2-beta-2/

4Dだけでなく，Xcodeその他の開発環境に影響があった場合，とても面倒なことになるので，個人的には，OSの自動アップデートはせず，新しいOSは新しいMacにインストールしたいと考えていますが，一般のユーザーにOSのアップデートを控えるようお願いすることは，なかなか難しいかもしれないですね・・・

追記：15.3リリースノートに注記があります。

https://github.com/4D-JP/release-notes/blob/master/v15/15.3/

原文はここ

http://download.4d.com/Documents/Products_Documentation/LastVersions/Line_15/VIntl/4D_v15_3_ReleaseNotes_US.pdf

追記の追記：ベータ版のmacOSは，Apple Developer Networkに加入していなくても，入手することができます。

サインアップ：
https://beta.apple.com/

パブリックベータユーティリティをゲット：
https://beta.apple.com/sp/betaprogram/redemption

Appleデベロッパーであれば，下記のURLからダウンロードすることができます。

一方，10月24日版の10.12.1をいまから入手する方法はなさそうです。